
2001年度版
はじめに
Windows95登場当初はシェアウェアだらけで随分寒かったWindowsオンラインソフト業界も、数年を経て成熟し、オープンソースの風潮もあいまって、殆どの用途に優秀なフリーウェアが存在するまでになりました。一部では選択に迷うほどです。選択に迷った時の指針として、私が厳選したオススメオンラインソフト(特に断らない限りフリーウェア)を御紹介させて頂きます。
基本方針
1) 2002年03月31日の時点で入手可能だったもの(一次配布元が閉鎖していても有名な二次配布元が存在すればOK)
2) システムを勝手に汚さないもの
3) スタンドアロンであるもの
4) 安定性が高いもの
5) 軽量なもの
換言すると「システム標準のDLLしか使わない、もしくは標準でDLLが添付されており、フォルダごと移動すれば、何処に移動しても問題なく動作するもの」となります。従ってインストール作業はアーカイブを解凍するだけの簡単なものということになります。大体、起動時に読み込ませなければいけないシステムドライバだとか、ディファクトスタンダードなライブラリ以外をシステムに置こうなんて根性が卑しいですよ(メリットがあまりに大きいと判断できる場合は例外として認めますが)。
VisualBasic撲滅
以上の方針を見れば、私がVisualBasicアプリケーションを嫌悪していることは自ずと想像されるでしょう。無駄にでかく、上位互換さえないアホなライブラリにより、結局実質サイズは1アプリケーション当たり数メガバイトにおよび、ランタイムライブラリ分離形式にする恩恵など実用上は微塵もない。しかも遅いとくれば救いようがない。
それでも2000年中は用途によっては駒不足で、幾つかVisualBasicアプリケーションを推さざるを得ませんでしたが、2001年をもって駆逐に至りました。Delphi6が無料化された今、もはやVisualBasicアプリケーションが表舞台に上がることはないでしょう。
TweakUIは必須です
PC-Japan 2002年5月号にて、萩原健太氏が例のコピープロテクト付き音楽CDについて取り上げてまして、「再生ソフトを確認も無し勝手にインストールしてシステムを汚す」といった内容で怒ってました。大筋において強く同意するものですが、結構Windows歴が長そうな印象を受ける記事を書く様な人が、自動再生を停止していないことに思わずツッコミ入れたくなりました。
検索エンジンのススメ
数が多いので許可を取るのも大変だし、移転していたりする場合もあるので、基本的にリンクを張りません。これを機にGoogle検索するクセをつけてみましょう。
Macintoshについて
Macintoshをメインで使わなくなって3年、傍から眺めた印象として、恐らく作家人口の減少と新規環境への投資回収のため、年々定番ソフトがシェアウェア化している様で、寒いなと感じておりました。ですが、最近Carbon関係の書籍が増えてきたので、立読みしてみますと、以前と比べてかなり開発しやすくなっているように感じました。デフォルトで開発環境もついてくるわけで、数年後が楽しみに感じました。

2001年中
20世紀中
解凍
Lhaz 1.00
圧縮もこなし、強力な解凍機能も有する新定番アーカイバです。個人的には解凍レンジ&Easy圧縮の組み合わせの方が使用頻度は高いのですが、客観的に見て、これを推さないのは閲覧してくれる人々への背任行為になるでしょう。同様のコンセプトをもつものが2000年中にも出ていましたが、自己解凍書庫が解凍できないという、セキュリティ面での配慮に欠ける点があるため、厳選入りさせることは出来ません。ウィルスの蔓延している昨今、自己解凍書庫の実行は、極力避けるべきでしょう。
Melt it! 1.47
詩子様 0.10r18
別途解凍DLLを一通り用意すれば、ファイルの抽出、結合、解凍を自動で判別実行してくれる、便利なツールです。かつてはRarUtyというVisualBasicアプリケーションの巨人がいましたが、ようやく鬼籍に入れることが出来ました。
圧縮
Lhaz 1.00
兼務
GCA 0.9k
高圧縮率系の圧縮ツールです。一般的なCAB圧縮ツールは巨大な(感覚的には数10メガバイト超程度の)ファイルを正常に圧縮することができないので、ディスクイメージを圧縮する等のケースでは、これを使うことになるでしょう。(CRCが違うことに気付いた時はマジでびびりました)
UPX 1.20
実行ファイルを実行可能なまま圧縮するものです。
エディタ
TeraPad 0.73
テキストエディタ。EmEditorフリー版の配布が停止したようなので、此方を推すことにしました。漢字コード変換機能も備えるのでQkCには鬼籍に入ってもらいました。
Stirling 1.31
バイナリエディタ。作者の行方を掴めていませんが、配布停止を表明してはいないようで、Vectorなど定番サイトで入手可能ですし、充分拡散しています。
cep 0.1.9a(拙作)
プロセスメモリエディタ。サーチ機能を付けるとアナウンスしながら一年近く経って「サポートが大変になるから止めた」とふざけた言い訳をした、某VisualBasicアプリケーション(当時)へのアンチテーゼとして開発した改造ツールで、現在はサーチ機能、改造コードをサポートしたWindowsアプリケーション汎用のプロセスメモリエディタとなっています。つまりExStandレベルに昇格しております。NT4上でも動きます。
PENT 0.1.1(拙作)
プロセスメモリエディタ。既に上記cepというプロセスメモリエディタを発表しているわけですが、シームレスな検索や、リードオンリーなプロセスの閲覧等、cepの補助としての使用頻度は意外に高いものがあります。当然、スタンドアロンでNT4上でも動作します。
インターネット
Jupiter 5.29
主としてWebメール用の中間メールサーバです。
電信八号
EdMax Free版 2.84.7
メールソフト。フリーのものの中ではこの二つが定番でしょうか。厳選という趣旨からどちらか一方に絞るべきとは思ったのですが、絞りきれませんでした。それはさておき、Outlookは社会悪です。今すぐ削除しなさい。命令です。
MDIBrowser 1.038
IEを利用した軽量タブ式ブラウザで個人的に最も便利に感じたものです。定番のポップアップ抑止機能に加え、リンク抽出とプロクシON/OFF機能を良く使います。尚セキュリティおよびパフォーマンスの観点から、利用するIEは現在5.01SP2以外に考えられない状況です。
Bookmark Converter 12.00
ブックマークの相互変換ソフトです。他ブラウザへ環境を移行するときに便利です。
Iria 1.07a
GetRightに端を発した、レジューム機能付きダウンローダの定番です。個人的にIrvineの必要性を感じる日がくるのか疑問です。
neoEZW 2nd MIX+
日本では波乗野郎に端を発した、Webの丸ごとダウンローダで、恐らく最軽量のものです。
FFFTP 1.88a
定番のFTPツールです。
桜時計 0.2.1
本末転倒の表現が許されるならば、電波時計のインターネット版と言えばお分かり頂けるでしょうか。
WinVN32 0.99.7J PL01
非オフライン型の定番NetNewsクライアントです。Outlookは社会悪です。今すぐ削除しなさい。命令です。以前はオフライン型のシェアウェアを推していましたが、WEBニュースサイト、掲示板の充実により、NetNews自体の存在意義が低下しており、おさえとして挙げるだけですので、こちらで十分だと判断しました。
グラフィックス
IrfanView 3.61
定番のグラフィックビューワです。
Susie32 0.46b
プラグイン資産が豊富なので、ゲーム画像を抽出したりする人々は手放せない定番のグラフィックビューワです。
Dibas32 1.04
数年前のソフトなので、今となっては軽量なグラフィックエディタです。
Susho's Filters for Dibas32 0.30
PictBear 1.61
高機能グラフィックエディタの新定番です。
GMask 1.70
マスク処理ツールです。
Padie 35
減色処理ツールです。
Animation GIF Maker 0.71
既存GIFファイルのヘッダ書き換えて結合するだけなので、例の特許に触れることなく、Animation GIFを作成できるツールです。
ANIめーかー 1.6.5
アイコンの抽出と編集ができるソフトです。KHシリーズは鬼籍入りです。
きゃぷちゃん 0.02
DirectXに対応した画面キャプチャツールです。
オーディオ
CDex 1.40
音楽CDリッパー兼MP3エンコーダです。午後のこ〜だGUI版がコンパイル環境自体を添付するという手段で配布を再開したわけですが、残念ながら、一度離れたユーザを取り戻すのは難しいでしょうね。平均的なマシンスペックも向上しているはずで、私自身、Lameに速度的な不満を持つことはなくなりました。ライン入力からの長時間録音には使えるかもしれませんが。
Digital CD Player r1.06
音楽CDをドライブ任せのアナログオーディオ出力ではなく、デジタルデータ出力経由で直接音声信号を抽出し、サウンドカードを利用して演奏するため、マシンへの負担が大きい反面、オーディオケーブルが接続されていないドライブでも演奏が可能であり、理論上、大多数のケースで音質が向上するCDプレーヤです。
KbMedia Player 2.27
個人的には使用機会は殆どありませんが、サポートフォーマットが豊富なので持ってると安心なメディア(大部分はオーディオ)プレーヤです。
SCMPX 1.51
飾りとはいえ、MP3エンコード機能も有する、軽量MP3プレーヤです。
ムービー
Windows Media Player 6.4
標準のメディアプレーヤですがバージョンが問題です、実を取る人は軽量の6.4を使います。
On-Demand Producer
MPG4C32.DLL 4.00.0.3688
メディアのコーデックを追加するのに使います。
AviUtl 0.97f
AVI編集ツールの定番です。
TMPGEnc 2.53
MPG編集ツールの定番です。
Video maid 1.7I
AVI編集ツールですが、AviUtlではできない処理、たとえば音ずれの補正をしたりするときに使うことが多いでしょう。
DVD2AVI 1.76
これを経由することで、AviUtlやTMPGEncでMPEG2ファイルが読み込めます。
DVD Decrypter 3.0.0.17
DVDのプロテクトを解除してバックアップをとるためのものです。米国では違法になりましたが、日本では……。
DVD Genie 4.05
実際に使用することは希でしょうが、DVDプレーヤソフトのリージョンコード変更を無制限に行うことが出来ますので、持っていると安心です。
PsxMC 2.3fT
PlayStationのムービーを閲覧、変換するものです。
CD関係
CDRWIN 3.8G
ドライブを選びそうなCD-Rライティングソフトですが、ISOイメージを作成する場合に重宝するはずです。
CloneCD 3.3.4.1
プロテクトごとコピーする強力なCDコピーソフトです。私は基本的にこれでイメージを作成します。
DAEMON Tools 3.0.2
CD-Rライティングソフトのイメージを流用でき、DVDにも対応し、CD-DA演奏にも対応し、サイズも小さく、某革命バーチャルよりも遥かに安定している、フリーウェアにもかかわらず市販ソフトを軽く凌駕する最強の仮想CDツールです。某革命バーチャルを購入する理由が何処にあるというのでしょう。ここまで凄いと、市販化を促す輩の催促が鬼のようにあるはずなので、作者の気前が良い内に、確実にゲットしましょう。
FCDUtil 0.10.7
某革命バーチャルの資産をDAEMON Toolsに継承させるためのものです。某バーチャルに戻ることはないので、一通り処理した後は用済みとなる宿命です。
システム
HDBENCH 3.30
定番のベンチマークソフトです。
TweakUI 1.33
窓の手 6.0
デフォルトでは、子供だましの余計な処理で激遅に設定されたウィンドウズを少しでも軽くするための、カスタマイズツールです。
めもりーくりーなー 2.114
行儀の悪いソフトが開放し忘れた遊休メモリを有効に活用すべく強制開放するツールです。
Multi Boot Manager 0.36b
アクティブ領域を変更し、OSに応じたエントリポイントに飛ぶことでマルチブートを実現するアプリケーションです。つまりその都度MBRを書き換えてしまうわけで、ウィルススキャンソフトが警告を発する場合がありますので驚かないように。WindowsのFDISKはPrimaryを一つしか作成できないので(まあ、1ディスク1Primaryというのが本来の仕様らしいのですが、それはあまりに不便)、パーティション分割とか、エントリ情報のみ逝ってしまった場合の復旧にも使えるでしょう(どういう区切り方をしていたか憶えておく必要がありますが)。
プログラミング
HSP 2.55
結構フリープログラミング環境が充実してきましたが、取っ掛かりはこれが最適かな。その後Delphi,Borland C++ Compilerへと歩むのが良いでしょう。
アカデミック
RIETAN-2000 020218
一部の人には必須のリートベルト解析ツールです。
Plots32 1.35
理系にXYプロット系グラフソフトは必須です。フリーのものではこれが一番使えるでしょう。グラフファイルがデータも内包する方式なので、移動や加工が簡単に行えるのが便利です(但しKaleida Graphみたいな書き出しはできなません)。とはいえ高度な処理をしなければならない人は、結局市販ソフトを買った方が、トータルコストは遥かに小さいでしょう(自らの自給を想像してみよう)。
DOS
K-Lancher 1.24
FDから派生したファイラーの最終最強形態でしょう。ファイルがソートされていないと気持ちが悪い性分な人々にとっては必須のものです。
エミュレータ
ファミコン
Famtasia 5.10
軽量
NNNesterJ 0.22
再現性
ゲームボーイ
rew. 12STX
再現性
SMYGB 0.20
軽量
ゲームボーイアドバンス
VisualBoyAdvance 0.9a
本命
BoycottAdvance 0.2.6
おさえ
マッキントッシュ
Basilisk II 0.8b142
要システムROMイメージ
ニンテンドー64
UltraHLE 1.0(0.7.70)
軽量(Nintendo64のスペックを考えれば脅威だ。)
XGl200 0.04a
GL2Ideal 1.6
最近のマシントレンドから言えば、基本的にこの2つを抑えておけば良いでしょう。
JoyAdapter 1.32
UltraHLEはJoyデバイスの軸に対応していないので、UltraHLPだけでは対処できないことが多いはずです。結局この手のツールを使う事になるでしょう。この手のツールのもっとも心配な点はシステムが不安定になり易いことですが、これが最もましな感じです。
Project64 1.4
対抗
NEC PC-98
Anex86 2.50
軽量。機能制限はないようだが、シェアウェア。
T-98Nextの追い上げが著しく、来年度あたりで御役御免となるでしょう。
Virtual98 0.28
再現性
DiskExplorer 1.67
VFIC 011010
PCエンジン
YAME 0.38
本命
MagicEngine 0.99β2
旧定番。独自のCD-ROM2システム有する(内臓音源は未サポート)ので、敷居が低いのも良い。
プレイステーション
Connectix Virtual Game Station 1.4.1(demo)
軽量で、安定していて、大多数のソフトが動き、BIOSイメージを用意する必要もない、流石に市販品だけのことはある、私が最も驚愕したエミュレータです。demo版には幾つか制限がありますが、それでも、厳選として推すには十分なパフォーマンスを披露してくれます。しかし動かないものもそれなりにありますし、ソニーに買い上げられて、今後の発展は望めません。
VGS 1.41 CD-R patch
Connectix VGS 1.4.1 FF9Patch 18
CVGS Video Patch (Release 10)
CVGSUtil 0.4.2a
ePSXe 1.51
要BIOSでプラグイン方式でそれなりのグラフィックカードを要求するという敷居の高いシステムですが、CVGSで動かないものが動く場合があるのが高ポイントでしょう(逆のケースも多々あります)。何より将来性が絶たれていないのが良いです。
P.E.Op.S Soft GPU 1.5
Pete's PSX GPUs 1.60
Kazzuya's Software Rendering Plug-in 1.7
Eternal SPU Plugin for PSX Emulator 1.2
スーパーファミコン
SNEShout 3.2.0.344
軽量
ZSNES 1.337
一部再現性
独田地獄斎 2002.4.15
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